2024年9月12日6時出航、無事、調査完了いたしました。譲先生がコロナで東北大チームもお休みで5人となりましたが釣りも水もきっちりこなせました。お力添えいただきました皆様に心より感謝いたします。カールスバットの大川さん、パタゴニア湘南から牧野さん、フォイル先生のウーさん、隊長の水筒さんでした。次回は福島第一原発沖海洋調査と仙台湾海水調査と今年最後の大仕事となりそうです。
不定期航路届提出
今回の調査から不定期航路届の提出を求められました。自力で何とかしようと努力したのですが船を出してくれるえびすやさんの協力がどうしても必要で時間がかかってしまいました。
8月で海上放出が始まって一年になります。今では放水前にニュースになる事も無く、いつか何事も無かったように本日放水しました程度になって行くのだと思います。
国が発表する数値だけで本当に大丈夫でしょうか。民間のしっかりした調査機関が絶対に必要だと思います。何も無ければそれに越したことはありませんが何かあったときに数値は必ず役に立ちます。今回は日程も合わず乗組員の手配もいまだ整っていません。前途多難ですが継続します。
お力添え頂ける方おられましたらお声掛けくださいませ。
9月仙台湾海洋調査日程打ち合わせ及び準備
福島第一原発沖海洋調査及び仙台湾海水調査運搬
仙台湾海水調査運搬
福島第一原発沖海洋調査及び仙台湾沿岸部海水調査
原子力エネルギーにつて
原子力エネルギーが悪い問題ばかりでは無いことは充分に理解しております。
安全に運用できて使用済み核燃料が出なければ環境問題にも応えられる素晴らしいエネルギーだと思います。
ですが日本は島国です。活断層も多く地震と津波のリスクが高すぎます。にもかかわらず原子力発電所は冷却水を大量に使う為、海岸沿いに集中しています。高レベル放射線廃棄物の処理方法なども決まっていないのに原子力エネルギーを使うのは未来を生きる人にあまりにも無責任な行動ではないでしょうか。もっと未来を生きる人達の声を聴くべきです。
包み隠さず情報を公開し未来を生きる人達と話し合いの場をもっと沢山もうけていただきたいと思います。起きてしまった事をせめぎ合っても何の解決にもなりません。未来を見据えて話し合いを進めるべきです。
残念ですが私達は過去に起きた事(歴史や経験)でしか物事を学べません。今回の処理水放出問題もそうですがあまりにも情報が少なすぎますし議論がなされていません。
互いの立場を尊重し丁寧に話し合いを重ねれば絶対に解決策は見つけられます。 歴史や経験が教えてくれているように原子力エネルギーは高コストで安全性にも不確実で最終的にゴミが残るのでは未来の人が使っていくエネルギーとして選択出来ないと思います。
今の処理水の問題だけでもタンクに溜まっている処理水を海に流すだけで30年以上かかり、そのほかに毎日処理水が100トンから貯まるのですから終わりがありません。その上、世界でまだ誰もやった事のないデブリの取り出しから廃炉です。100年単位の仕事になります。それにはいずれ私達の電気代や税金も間違いなく使われます。
現在、東京電力の筆頭株主は日本国ですし国営化された企業と同じです。間違いがあっても発表出来る機能は働くのでしょうか。
第三者の目が必ず必要です。 海洋調査はその第一歩です。目で見て確かめて心で感じる。現場に出ることがいつか役に立ちます。
現在、私はボランティアです。誰か未来の為に興味を持って参加出来る方いらしたらお知らせいただければ幸いです。よろしくお願い致します。
未來のエネルギー問題
未来のエネルギー問題をどう考えるかについて書きとめたいと思います。
世界の一部を除いて原子力は戦争兵器(破壊力)として使うのではなく平和的に使う道を進んでいけそうな時代になりました。こんなように思うと原子力は未来のエネルギーにふさわしいようにも思えます。
私達は火のエネルギーとお別れをしなければならない時に来ているのだと思います。 化石燃料は使いやすいですが問題も多くあります。
頼りにしようと再生可能エネルギーを調べてみればまだまだ頼りきれません。
色々なエネルギーの事も調べ考えて未来の人が使うエネルギーを決断して行かなければならない私達に残された時間はもうごくわずかです。日本政府はエネルギーのベースロードを原子力にすることに大きく舵を切りました。
ここに来て一気に原子力再稼働のニュースが当たり前のような取り上げられています。 本当にそれでよいのでしょうか。12年前の福島第1原発事故は私達に何を伝える為に起きた事故だったのでしょうか。事故から10年が過ぎて皆んなの生活がある程度目処がついたら海との生活を改めて考えようと思っていた矢先に発表された国の方針転換に憤りを感じる様になって一年ぐらいになります。
私自身、色々な事を考え処理水の調査測定に参加する事を決め、今後はエネルギー問題と海洋ゴミ問題に残りの人生の時間を使うことにしました。50年も使わせてもらった海だから少しでも良い環境で未来の海を使う人達に引き継げるよう努力していきたいと考えました。
次回は原子力エネルギーについて書きとめたいと思います。
未來のエネルギーを考える
未来のエネルギーについて少し書きとめられればと思います。
皆様もご存知の通り世の中を見れば戦争が起きエネルギー問題が世界中を苦しめています。日本はその中でもエネルギーのほとんどを輸入に依存している国です。何かあっても現状では自給出来ません。東日本大震災で日本のエネルギー事情は大きく変わりました。 それまでは原子力発電が日本の電気の中心でしたが原発事故が起きてから各地で原子力発電は停止し、このまま再生可能エネルギーに日本は進んで行くのだと勝手に思い込んでいました。
ところがそうではありませんでした。日本はあくまでも原子力発電を利用しながらエネルギー問題を考えていく方向です。 私達は未来の人のために大きな決断をしなければならない責任にある時代を生きなければならない大人です。一緒に一つ一つ考えて行ければと思います。
次回は未来のエネルギーをどのように選択するのかを書きとめたいと考えています。
原子力発電再稼働及び新増設について 3
前回に続きで今回は化石燃料について書きとめたいと思います。
化石燃料は万能な燃料と思っていましたが年齢を重ねるにつれ万能ではない部分が見えて来ました。
❶公害問題
前回お話に書きとめましたが日本でも私が子供の頃に問題になった四日市ぜんそくがありました。今現在は解決しています。
❷地球温暖化問題
今一番の問題は化石燃料の燃焼で発生する二酸化炭素です。このまま使い続けると海面が50cm上昇する試算もあります。最近は日本でも気象変動が猛威を振るっています。各地で洪水、高温、突風など年間になんどとなくニュースになります。
❸化石燃料の埋蔵量
私が幼い頃の社会の授業では石油は70年ぐらいで無くなると書いてありましたが今では石炭が130年、石油と天然ガスが50年と言われているようです。 ウランも計算されているようでこちらは70年だそうです。
化石燃料は今となるといろいろな問題を抱えていますが化石燃料を使わないでどうやってエネルギーを作るかが大問題です。今、代替えエネルギーとして使われているのが原子力と再生可能エネルギーです。 原子力については別な機会にじっくり書きとめるとします。 再生可能エネルギーの内容は再利用出来るエネルギーと使っても減らないエネルギーが中心になります 。代表的なものは水力・風力・太陽の熱・地熱も無限に使えるエネルギーです。無限に使えるエネルギーにもそれぞれ問題があります。
❶水力発電
水力発電を進めるためにはダムが必要ですがダム建設は環境問題に大きく関わります。 大きなダムを作ると自然環境を破壊します。 ダムによって下流の水環境が悪化することもあります。ダム自体の重量で地盤が変化して地盤沈下などが考えられます。後は上流から流れ込んでくる土砂を定期的に海底からさらって取り除かないと年数がたてばいつかダムの役目を果たせなくなります。異常気象などで豪雨などがあれば大きな事故にもつながります。
❷自然エネルギー
太陽光発電や風力発電など天候に左右される発電は発電量が一定ではないのでそこが大きな弱点です。 不安定な電力をエネルギーの中心に考えるのは現段階では無理があるかもしれませんが未来を見据えて日本の中心エネルギーになると私は考えています。 しかし太陽光や風力で発電した電気を溜めておける大きな電池の開発が必要となり、それに伴い広大な土地が必要な上、景観や騒音などの問題も山積みで時間がかかりそうです。
❸バイオエネルギー
バイオエネルギーについては勉強中です。すみません。
次回は未来のエネルギーについて書きとめられればと思います。