2023年4月18日 仙台湾海洋調査 2

今回の水質調査の海水汲み取りポイントは仙台新港沖(駐車場より沖合1.5km.)閖上(駐車場より沖合1.5km)阿武隈川河口(駐車場より1.5km沖合)の3か所を地点と決めました。次回は東松島市の浜市まで行きたいと考えているが公安許可の関係で石巻にも届け出が必要で現在の私の時間では無理な範囲でありますがもし処理水が実際に流れたら石巻港に流れ込むシュミレーションを見ると何か手を打たねばと考えています。

事前に緯度経度グーグルマップで決めて、上保安庁にも届け出を提出して乗船予定者の皆さんの予定を調整するとかなりの時間を要するのが今後の課題でした。

先ずはポイントに到着後、水温等を正確に測定。

次に写真のプラスチックパックで表層水を40リットルくみ取ります。

(その前に表層水でそのポイントの水を汲んで容器の共洗いをしてから作業に入ります。進行方向左側で表層水を汲み取り右側で海底水をくみ取ります。

海底水は機械を海底まで沈め海底に着いたら1m上げます。(海底だと砂や泥が多く混じる為)1m上げて1分待って鉄の重りをロープにつけて落とします。落とした重りが機械に当たりふたが締まります。それを17m程、人力で引き揚げます。(これも40リットル)必要です。

写真は機械を引き上げ容器に海水を移す作業、この作業を3か所行います。

阿武隈川河口まで汲み取り今度は生態調査の為に魚釣りの準備をします。私は釣りの経験がないうえにあの匂いがたまらなく嫌いで人生初挑戦。

餌釣りとサビキ釣りとがあるらしくここで事件が発生、釣りに全く詳しくない私が間に入って決めたので解剖に必要とされる魚を釣る餌が無く目的以外の魚を釣る事になってしまいました(反省)それでもメバルとサバが釣れメバルは小骨があり解剖には最高らしく少し安心。

ここぞとばかりに釣り名人たちが釣り上げますが、私は餌をとられてばかり。

水を汲んだポイントごとに釣りを繰り返して行きます。

今回は海上も非常に穏やかで船上で先生方が大切な部分を生きの良いうちに摘出、本来であれなクーラーボックスに入れて東北大学に持ち込むところでしたが今回は大まかな処理を済ませたので先生方のみで解剖作業をしていただけました。作業時間短縮。

お弟子さんは釣りも忘れて真剣に見入っていました。

これで魚の位置もバッチリ。まるでドキュメント番組みたくハイ、仕掛け落としてください。しばらく釣れないと仕掛け上げて下さい。と放送で流れポイント移動、漁師さんの仕事がいかに大変か少し解らされました。

作業終了は14時、お手伝いいただいた皆様にジュースもお渡しすることも無くこの日を終えてしまいました(反省)

5月9日は延期が続いていた福島第一原発沖海洋調査の予定です。その際に東松島(浜市)、仙台新港、阿武隈川河口の表層水を各ポイントごとに40リットルくみ取り搬送する予定です。石巻はカールスバッドの大川様がご協力いただけるそうです(ありがとうございます)阿武隈川河口はリアルサーフの残間様がご協力いただけるそうです(ありがとうございます)

詳しいデーターがはっきり出るまでは最大一年以上かかる数値もあるそうです。今後、回数を重ねデーターの比較が出来るようにすることが当面の仕事となります。

 

 

 

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