仙台湾海洋調査」カテゴリーアーカイブ

(2023年4月18日)宮城県仙台湾海洋調査 結果

4月に行われた仙台湾海洋調査の結果が出ました。詳しい数値はたらちね様のホームページをご覧いただけますようお願いいたします。海水の数値は福島第一原発沖と同じ数値が出ていますので仙台湾にも流れていることが解るデーターとなりました。(下記がたらちね様のデーター)

https://tarachineiwaki.org/wpcms/wp-content/uploads/kaiyou_chousa_35.pdf

引き続き8月には仙台湾海岸より汲み取り、福島第一原発沖海洋調査、10月には仙台湾海洋調査を続けられるよう準備いたします。

2023年4月18日 仙台湾海洋調査 2

今回の水質調査の海水汲み取りポイントは仙台新港沖(駐車場より沖合1.5km.)閖上(駐車場より沖合1.5km)阿武隈川河口(駐車場より1.5km沖合)の3か所を地点と決めました。次回は東松島市の浜市まで行きたいと考えているが公安許可の関係で石巻にも届け出が必要で現在の私の時間では無理な範囲でありますがもし処理水が実際に流れたら石巻港に流れ込むシュミレーションを見ると何か手を打たねばと考えています。

事前に緯度経度グーグルマップで決めて、上保安庁にも届け出を提出して乗船予定者の皆さんの予定を調整するとかなりの時間を要するのが今後の課題でした。

先ずはポイントに到着後、水温等を正確に測定。

次に写真のプラスチックパックで表層水を40リットルくみ取ります。

(その前に表層水でそのポイントの水を汲んで容器の共洗いをしてから作業に入ります。進行方向左側で表層水を汲み取り右側で海底水をくみ取ります。

海底水は機械を海底まで沈め海底に着いたら1m上げます。(海底だと砂や泥が多く混じる為)1m上げて1分待って鉄の重りをロープにつけて落とします。落とした重りが機械に当たりふたが締まります。それを17m程、人力で引き揚げます。(これも40リットル)必要です。

写真は機械を引き上げ容器に海水を移す作業、この作業を3か所行います。

阿武隈川河口まで汲み取り今度は生態調査の為に魚釣りの準備をします。私は釣りの経験がないうえにあの匂いがたまらなく嫌いで人生初挑戦。

餌釣りとサビキ釣りとがあるらしくここで事件が発生、釣りに全く詳しくない私が間に入って決めたので解剖に必要とされる魚を釣る餌が無く目的以外の魚を釣る事になってしまいました(反省)それでもメバルとサバが釣れメバルは小骨があり解剖には最高らしく少し安心。

ここぞとばかりに釣り名人たちが釣り上げますが、私は餌をとられてばかり。

水を汲んだポイントごとに釣りを繰り返して行きます。

今回は海上も非常に穏やかで船上で先生方が大切な部分を生きの良いうちに摘出、本来であれなクーラーボックスに入れて東北大学に持ち込むところでしたが今回は大まかな処理を済ませたので先生方のみで解剖作業をしていただけました。作業時間短縮。

お弟子さんは釣りも忘れて真剣に見入っていました。

これで魚の位置もバッチリ。まるでドキュメント番組みたくハイ、仕掛け落としてください。しばらく釣れないと仕掛け上げて下さい。と放送で流れポイント移動、漁師さんの仕事がいかに大変か少し解らされました。

作業終了は14時、お手伝いいただいた皆様にジュースもお渡しすることも無くこの日を終えてしまいました(反省)

5月9日は延期が続いていた福島第一原発沖海洋調査の予定です。その際に東松島(浜市)、仙台新港、阿武隈川河口の表層水を各ポイントごとに40リットルくみ取り搬送する予定です。石巻はカールスバッドの大川様がご協力いただけるそうです(ありがとうございます)阿武隈川河口はリアルサーフの残間様がご協力いただけるそうです(ありがとうございます)

詳しいデーターがはっきり出るまでは最大一年以上かかる数値もあるそうです。今後、回数を重ねデーターの比較が出来るようにすることが当面の仕事となります。

 

 

 

2023年4月18日 仙台湾海洋調査 1

やっとこの日を迎える事が出来ました。延期(福一)を合わせて4回、期間5か月、2022年末には福島第一原発処理水の海上放出が春から夏にとの発表があったので2月には(春前の認識)処理水を流す前に普段通りの仙台湾の水質と生体の調査を行いたかったので何とか間に合って先ずは一安心。(朝6時半集合、県外からご参加いただく方をお迎えに4時半出発)写真は曲木港着午前5時50分。

少しづつ乗船予定の皆様が集まり6時10分、ミーティング開始、本日の仕事の内容を確認と説明。

リーダーである水藤様よりお話いただき、自己紹介を一人一人。

認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね 水藤周三様

東京大学名誉教授(大学院農学生命科学学研究科付属水産実験所) 鈴木 穰様

東北大学大学院農業学研究科海洋生命遺伝情報システム学分野助教授 農学博士 中嶋正道様

東北大学 長沼周平様

NPO法人気象危機対策ネットワーク代表 武本匡弘様

パタゴニア仙台 ストアアシスタントマネージャー 渡辺直様

えびす屋丸 船長 伊藤栄明様

それぞれの自己紹介を受けてメンバーを確認、出発準備に掛かりました.

機材等を積み込み予定時刻の6時30分出航

 

仙台湾水質調査実施決定

17日7時、えびすや様伊藤船長よりご連絡をいただき、明日の調査が実施がされることに決定いたしました。

第二管区海上保安部様に実施の連絡、関係各位様に実施の連絡、作業工程の確認、後は自分の準備をお店の営業が終わり次第、済ませます。実施状況は後日お知らせさせていただきます。

 

船の検査書にミス

なんだかんだで8回目の提出。船の検査書に問題を発見。3月15日で中間検査が切れる船で今、検査に入っているとの事。火曜日には上がる予定...提出は火曜日以降に持ち越し。

福島沖での作業日程が届いた。快くお手伝いを引き受けていただいた仲間に改めて感謝を伝えねばと思った。

一緒にかなり厳しい内容の命の誓約書の署名も添付してあった。当日持参。絶対に事故を起こさないよう心に言い聞かせる。

仙台湾の調査日程が確定しないと4月も予定が決められない。調査が中止の日が休日になっても急には何も出来ない。自然を調査し自然と遊ぶ私にとっては辛い時間が続く。

宮城海上保安部 交通課様から

早々に回答が返って来た。60点ぐらいだろうか?訂正箇所をチェックして進めるもやはり一人では決められない。人と伴う作業は時間がかかる。月曜日にもう一度漁業協同組合様と14時に打ち合わせすることとなった。月曜日に提出の夢は崩れました。訂正箇所は下記の通り

3区域又は場所

  • 仙台市仙台新港沖5km付近海域

(北緯**度**分***秒、東経**度**分***秒)

  • 七ヶ浜町小豆浜沖5km付近海域

(北緯**度**分***秒、東経**度**分***秒)

(調査位置は別紙図面のとおり。)

緯度と経度のホームページを見たがどの数値を入れて良いのか解らない?????泣ける

 

7.作業実施日の前日までにFAXにより、作業予定時刻等の情報を海上保安部へ連絡いたします。

8.使用器材には、連絡先等を記載するとともに流出した場合は、責任をもって捜索回収いたします。

流出のおそれのあるものには、所有者名を記載し、流出しないように努めます。

9.夜間作業は、実施しない。

10.通行船に支障がある場合は、作業を中断して作業船を移動します。

11.出港前には、船舶及び資機材の点検を実施します。

12.津波注意報・警報発表時には緊急避難をします。(別紙 避難経路図のとおり)

緊急避難の場所決めをグーグルで探す。ここが難題(涙)

忘れないように全てをここに記録する。今日と明日で完成させて火曜日正式提出したい。

何時海は入れますでしょうか?残念です。

課題から課題...

ようやく資料も揃い海上保安庁様にメールにて提出。いくつかの質問があり新たな問題...魚を釣る際に取って良い魚とダメな魚がある???釣り船なら釣っても良くて調査で釣るには決まりがある。日本の海は難しいです。宮城県農林水産部 水産業振興課漁業調整班様に連絡して事情を説明しそこから宮城県漁業調整規則を確認し禁止魚種を確認する当方もない作業にと進んで行くと思ったらとっても親切な担当者様に救われました(涙)禁止の魚をざっくりご説明いただき確認、漁師さんも同行するとのお話で納得して頂けました。昔、波乗りのコンテストでお役所の手続きに何か月も何回も提出に伺ったのがウソみたいな現在、とても親切丁寧30年前とは比べ物になりません。30年前なら調べてこい、やり直しが当たり前...今となればその厳しさが勉強になったとも思いますが途方もない時間をこの年齢になって使う事は出来ません。ありがたいばかりです。きっと提出に出向いたら自分の子供より若い男性や女性の方ばかりなのでしょうね。あの頃は全員が先輩でしたが(笑)学校のテストの様に返してもらい指定個所を直して再度提出。何度掛かるか解らないが海上放出迄時間が限られる。一日も早く決めて実施する。

Preliminary review (事前審査)

一通り必要と思われる書類は揃えた。

1.工 事 ・ 作 業 ・ 行 事 許 可 申 請 書

2.申請書記載要領

3.安全対策記載例

4.区域または場所

グーグルマップマイページを始めて使った。緯度経度迄正確に出る(合っているかは不明)世界と日本の海図には少し差があるらしくそこを突かれて今回はきっと却下される予定(涙)

明日は久々の休み、山の先生から八甲田のお誘いが来た。帰ったら両親を温泉に連れて行き海上保安庁様にメールで事前審査をお願いする。仕事より忙しい一日が生きていれば訪れる予定である。

明日の八甲田は氷点下9度でフカフカらしいが私はへたくそなので埋まるだけだが楽しむ事を忘れない。再度確認、ブログに記録も残したので寝る。明日は3時出発予定

adjustment (調整)

3団体と海上保安庁の間を取って調整するだけで時間が過ぎる。無駄を省きたいが意外と無駄では無かったりする。今日は私以外の団体は全て休みなのでじっくり資料を読む。海上保安庁だけで27ページ、たらちね様からの資料も多数、宮城県漁業協同組合様からの資料も多数、手ぶらなのは私の団体(3名)月曜日には海上保安庁に連絡を入れて説明させてもらい必要な資料を的確に集めて制作する。一か月前提出だとどんなに急いでも2月21日の調査となってします。福島と日時が近いとみんなが大変になる時間調整が肝。午前様にならぬように寝る。