原子力発電はどのようにして電気を作る?(1-2)

原子力発電のしくみ

原子炉で熱を発生させる(お湯を沸かす)原子力発電もタービン’(羽)を回すのに水を熱した水蒸気の力を使ってタービン’(羽)を回します。この点では火力発電と同じでタービン’(羽)を回して電気を作る事に変わりはありません。違いは石炭,石油、天然ガスの燃焼する熱の力で水蒸気を作るのではなく、原子核を核分裂させて出る熱の力を使う事です。

核分裂という反応は、石油やガスが.酸素と反応して燃える場合とは全く違う反応で原子炉という特別な装置が必要となります。(フクシマから学ぶ5ページ図5 沸とう水型軽水炉、福島で事故になった型)

福島原発で使った原子炉は沸とう水型軽水炉と呼ばれるものだそうです。これは原子炉の圧力容器の中で核分裂を起こし、そこで発生した熱で直接水を沸とうさせてできた水蒸気をパイプでタービン’(羽)まで送り水蒸気の勢いでタービン’(羽)を回し更に発電機を回して電気を作ります。つまり熱のエネルギーが電気エネルギーに替えられたのです。

水蒸気はタービン’(羽)回した後、復水器(水蒸気を水に戻すための装置)へいき、その中で海水を導き入れた冷たいパイプと接して冷やされて水に戻ります。この水は給水ポンプで圧力容器に戻され、水蒸気になります(フクシマから学ぶ5ページ図5)

以外に簡単な装置だと当時は感じました。

 

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